リフォーム業者への外注はお金がかかるため、自分でDIYしたいと考える人はたくさんいます。
しかし、DIY初心者は、自分で作業をすることに不安を覚えるものです。
自分でDIYをすることは本当に正しい選択なのか悩む人は多いでしょう。
そこで、DIYのメリットとデメリットについてまとめました。
DIYのメリット
自分でDIYすることのメリットを紹介します。
上手くいけばコストを抑えられる
DIYは自分で工具や建材などを用意して、自身で作業をする方法です。
業者に頼む場合と違って人件費がかからないため、コストを安く抑えられるのがDIYのメリットです。
基本的にコストとしてかかるのは材料費のみのため、既製品を用意するよりも費用は抑えられます。
手先が器用な人であれば、DIYでも業者に頼むのと遜色のない仕上げになるでしょう。
作業そのものを楽しめる
DIYは自分で創意工夫しながら作業を進めることになります。
自分の力で一からものを作っていく作業になるため、楽しさを感じられるのがメリットです。
たとえば、家族や友達に協力してもらいながら作業を進める人もいて、楽しい時間になります。
最終的に上手く完成させることができれば大きな達成感を味わえるでしょう。
DIYが趣味になったという人もたくさんいて、無趣味な人に特におすすめです。
家の中でリフォームできる対象はたくさんあるため、DIYは長続きする趣味になります。
自分の理想通りのものを完成させられる
業者に依頼する場合、自分たちの理想を伝えるのですが、それが100%伝わることはありません。
どうしても誤解や思い違いが生じてしまい、完成したものを見て不満を覚えるケースがあります。
DIYの場合は細かな部分についても自分の理想を叶えることができ、完成したものに満足できる可能性は高いです。
自分の頭の中にある理想的なイメージをそのまま形にできます。
DIYの場合は使う建材や材料などを自分で選択することができ、さまざまな組み合わせを実現できるのもメリットです。
業者では対応できない細かなこだわりも追求でき納得できるものを完成させられます。
工具や建材などを今後も使える
DIYするためには工具や建材を揃える必要があるため、最初にある程度のコストがかかります。
DIYのために用意した工具や建材は一回しか使えないものではなく、今後も使えるものです。
すでにあるものを活用することで費用をかけずにDIYすることもできます。
ちょっとした補修をすることになっても、業者を呼ばずに工具や建材を用いて自分で対応することも可能です。
DIYを通してさまざまな知識や技術を得ることもでき、それはこれからも役に立つ財産となります。
DIYのデメリット
自分でDIYすることのデメリットを解説します。
失敗すれば外注するより費用がかかる
DIYは上手く作成することができれば、外注するよりもコストを抑えられます。
しかし、実際には作業をしていて失敗するケースもあるのです。
その場合は作業をやり直すことになり、材料費が余計にかかってしまいます。
また、DIYをする過程で壁や設備などを壊してしまうことがあり、その場合は修理や補修のために余計な費用が発生するでしょう。
時間がかかる
特にDIY初心者の場合は作業そのものに慣れていないため、完成までに時間がかかります。
日中は仕事や家事をする必要があり、DIYにあまり時間を割けない人も多いです。
そうなると、DIYを終えるまでに時間がかかり、作業中の場所を利用することができず、生活に支障が出ます。
長期間かかってしまうとDIYをするやる気や集中力が失われてしまうこともあり、途中で挫折する人もいるのです。
クオリティが低くなる
あまり手先が器用でない人がDIYにチャレンジすると、クオリティの低いものが完成する可能性があります。
せっかくDIYをしても、完成したものの質が低いと満足できずストレスを抱えるでしょう。
そこで、業者に工事をやり直してもらうとお金が余計にかかってしまいます。
怪我をするリスクがある
DIYの作業内容によっては、怪我をするリスクのあるものがあります。
初心者は作業に集中することができず、怪我を防止する対策を用意しないケースもあり、怪我することが多いです。
これからDIYに挑戦する初心者は、さまざまなリスクを回避するための準備をすることが大切です。
DIY初心者が気をつけるべき点
これから初心者がDIYをするときに気をつけるべき点をまとめました。
DIYできる作業かどうか検討しておく
DIYは流行っていて、どのような作業でも自分で行うとする人がいるかもしれません。
しかし、実際には自分で対応できない作業もたくさんあるため注意しましょう。
法律によって、資格を持っている人しかできない作業もあります。
基本的に電気や水道、ガスに関連する作業は専門性が高く危険が伴うため、資格を持つものにしか作業ができません。
自分で勝手に作業をするのは違法なため、電気やガス、水道については業者に依頼しましょう。
その他にも初心者には難しい作業については、無理をせず業者に任せることを検討するとよいです。
図面を作成する
DIYする際には事前に図面を作成することが大切です。
大学ノートに簡単な図面を描くだけでも問題ありません。
図面を用意することで完成図をイメージすることができ、計画の問題点を見つけることもできます。
何も図面を準備せずに作業すると必ずどこかで計画が狂う箇所が出てくるものです。
面倒臭がらずに図面を作成するのが、DIYを成功に導く鍵といえます。
最初は時間をかけて丁寧に作業をする
特に初心者の場合は、DIYにはできるだけ時間をかけて取り組むべきです。
丁寧な作業を心がけることで最終的に質の高いものを完成させることができます。
丁寧に作業していると途中で失敗にすぐ気がつくことができ、方向修正も容易にできるのです。
できるだけ時間をかけて作り、完成したもののクオリティが高ければ、今後もDIYを続けていくモチベーションを高められます。
まとめ
DIYを自分ですることで費用を抑えられ、作業に熱中することができ、技術や知識を身につけられるなどメリットがたくさんあります。
ただし、初心者がDIYをすると完成品のクオリティが低くなりやすく、余計にお金がかかる可能性があるなどデメリットがある点に注意しましょう。
DIYをする際に注意するべき点を意識して作業すれば、初心者でも満足できる仕上がりを実現できます。